本事業は、東京都内でも有数の大規模ターミナルである渋谷駅の西口に隣接する、大規模商業施設及び隣接する街区で構成された約0.6haを一体的に整備する再開発事業です。
渋谷は2008年の副都心線の開通及び2013年の東急東横線との相互直通運転の開始を契機とし、渋谷駅を中心とした地区にて複数の大規模な開発計画が進行中であり、それらは広場や歩行者ネットワークにより有機的につながることとなります。
本事業では、渋谷駅西口の玄関口としての再生が期待されており、都市再生特別地区を活用し、高層部にハイグレードオフィス、中低層部には国内外からの集客を果たし、街の賑わいに貢献する商業施設を計画しております。また、以下のような特徴があります。
【交通結節機能の強化と利便性・安全性の向上】
・民地の一部にバスターミナルを導入し、渋谷駅西口交通広場の再編に貢献することで、 渋谷中央街等の西側の街へとつながる歩行者ネットワークを強化します。
・駅施設及び周辺市街地をつなぐ縦動線アーバン・コア、歩行者デッキの整備を行います。
【国際競争力強化】
・クリエイティブ・コンテンツ産業等や外国系企業の進出を促す産業進出支援機能を導入します。
・国際空港へのアクセスを強化する空港リムジンバス発着場の整備や、国内外の来街者を 対象とした観光支援機能を導入します。
【防災機能の強化と環境への取組み】
・災害時の帰宅困難者支援機能を確保します。
・高効率で自立性の高いエネルギーシステムを導入します。
・屋上緑化等をはじめ、環境負荷の軽減に取組みます。